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明るく淡い色で優しい雰囲気をつくる、暗く渋い色で落ち着いた雰囲気をつくる、明るい原色で気分を高揚させる。赤色は人を興奮させ情熱的で、反対に青色はリラックス、など皆さんも色と心理についてはすでにイメージをお持ちかと思います。お年寄りを対象にした好きな色のアンケート調査では、好きな色1位は「ピンク色」という結果が報告されています。理由は、やさしい、柔らかい、健康的、美しいといったイメージがあるからだそうです。しかしこれらの心理効果やイメージの根拠はどこにあるのでしょうか?
カリフォルニア大学では、人の体が色や光に対しどのような反応を示すかを計る実験を行ないました。この実験では成人男性20名以上に赤・青・白の3色の光をあて、バイタル(血圧・呼吸・心拍・脈拍・瞬き)や脳波を測定し、色が人に与える影響を分析し、論文発表もされました。
実験の結果、赤色光を受けたとき被験者の血圧は上昇し、呼吸・心拍・脈拍・瞬きの回数も増え、青色光を受けたときには、逆に血圧は下降し、呼吸・心拍・脈拍・瞬きの数も減少しました。受ける光によって筋肉が弛緩変化を起こしたのです。その後、色による筋肉の緊張度合いを示す数値、「ライト・トーナス値」が当てはめられました。
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ライト・トーナス値
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色
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測定値
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筋緊張度
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ベージュ・パステルカラー
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23
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青
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24
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緑
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28
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黄
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30
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オレンジ
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35
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赤
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42
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◆リラックス状態の測定値は23
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しかし色といっても、濃い薄い・明るい暗い・鮮やか鈍いなど様々です。色にこれらの効果を加えると、まったく違ったイメージになります。色と効果をうまく組み合わせて、患者様に快適で癒しのある空間を提供したいものですね。
医療機関や福祉施設のプランニングでは、『ヘルスケアデザイン』という言葉がよく登場します。建物に機能だけを求めるのではなく、そこに集まる人々の心身の状態に合わせたデザインとして使われています。ヘルスケアデザインで大切にされている色使い(カラーコーディネート)では、このライト・トーナス値で示される人体の反応も、重要な心理効果要素と位置づけられています。
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次回は「第3回−簡単実践− 狭い空間を広く見せるには?」を、7月に掲載予定です。お楽しみに。
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監修
紀野 裕美
(カラーコーディネーター、カラーセラピスト) |
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