情報を患者さんのため、薬剤師のため、そして薬局経営のために。
有限会社かねこ調剤薬局
〒861-5504 熊本市小糸山町字西原761-1 TEL.096-273-3552 FAX.096-273-3941
かねこ調剤薬局は、熊本市の北に位置する地域に密着した調剤薬局です。そこには現在の情報システムを自ら操る金子社長の姿と、患者さんのための調剤をスムーズに行うスタッフの皆さんの笑顔がイキイキと輝いていました。今回はそのIT技術を生かした元気な薬局に迫ります。

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薬局と情報のありかたをIT技術に精通されている
金子社長にお聞きしました。

かねこ調剤薬局 金子社長


 薬剤師は、患者情報と医薬品情報が充実していなければ適正な調剤や服薬指導を行うことはできません。つまり服薬状況や併用薬、個人体質など患者情報と副作用や相互作用、有効性、安全性などの医薬品情報があってこそ、薬剤師としての仕事が行えると思っています。またそれらの情報は常に更新される新しい情報で、出所が信用できることが重要です。しかも薬剤師がすぐに手元で確認できることが望ましいと考えています。
 最近の調剤報酬の改定も、より薬剤師のスキルが要求されるものに重点が置かれ、各種加算など薬剤師の判断にゆだねられる部分が評価されるようになりました。しかし一方で、薬剤師は患者さんの理解・同意のもと、自らの責任で調剤や服薬指導を行います。
 つまり各種指導加算などは、薬剤師の持つ付加価値であると同時に、患者さんが納得するための付加価値であるものです。そのために必要なのが充実した情報であり、それに基づいた患者さんへの情報提供だと思うんです。
 最近はレセコンも機能が充実し、薬局の仕事をかなりフォローしてくれます。またインターネットも普及し、最新の情報を得ることもできるようになりました。今後ますます薬剤師の職能がスペシャリスト化する中で、私たちはその情報を有効に効率よく利用し、薬剤師の価値、患者さんへの価値を高めていきたいと思っています。

熊本県薬剤師会の備蓄医療品検索システムを構築されたそうですが。
 みなさん備蓄や融通、デッドストックなど薬品在庫については問題を抱えておられます。私どもの薬局も含め薬剤師会でなんとかしたいということから、地元大学の先生のご協力を得て備蓄医薬品検索システムの構築をしました。
 3年前から稼動する備蓄医療品検索システムは、現在全ての薬局が登録されており、毎月5000件のアクセス数を数えるほどになっています。核登録薬局では、在庫一覧はもちろん、デッドストックのチェックも行え、しかも各薬局の在庫データをメール配信し集約することで、他薬局の在庫やデッドストックをWeb上で確認することができます。それぞれの薬局は必要な薬品を検索するだけで、在庫されている薬局が一覧表示され、融通や売買が行えます。また薬剤情報も確認することができ、服薬指導時の情報ツールとして利用することができます。

在庫一覧
トップ画面
薬剤情報




情報技術の統合が、薬剤師のスキルアップと患者さん満足の向上につながっている「かねこ調剤薬局」
かねこ調剤薬局の情報システムの特徴や工夫についてお聞きしました。
 
患者さんを待たせることなく容易にチェックできる後会計システム

 基本的には、業務の流れに沿ったシステム、すべての患者さんに同じように対応できるシステムにしたいとの思いから、現在のシステム構成になっています。
 まず投薬窓口は4箇所に分かれ、それぞれに後会計システムを導入しました。これは流れの中でスムーズに監査・後算定を行うと同時に、患者さんを待たせることなく容易にチェックできることが目的だからです。

■モニタの位置と待合室の配置にも気配り
また導入の問題点として@配置スペースAパソコン操作の慣れB患者さんとの目線などの点から、壁面アーム式のモニタを採用しました。
■4箇所の投薬窓口にそれぞれモニタを配置

服薬指導時には患者さんとの目線対応に気配り


■モニタの高さは薬剤師と患者さんの目線に合わせています。画面も角度調整ができ、患者さんにも見ていただけます。
投薬口では、立ったままお薬をお渡しする窓口と、座っていただいてお渡しする窓口が2箇所づづあります。しかもそれぞれのモニタの高さは薬剤師と患者さんが対応する目線に合わせています。また角度調整ができるアーム式モニタを導入し、患者さんにも見えるようにしました。

■高低差があっても患者さんとの目線は平行に
つまりパソコンを操作するときに、モニタの位置が応対する目線の高さと異なれば、下や違う位置を見ることになり、患者さんに対してどうしても失礼になるんじゃないかと思い、患者さんとの目線とできるだけ同じ位置にしたいとの思いから配置を考えました。
服薬指導時には患者さんとの目線対応に気配り

 実際、業務の流れがスムーズになりました。
 監査待ちの患者さんの対応はもちろん、服用状況や相互作用確認の監査も迅速に行えます。また患者さんに納得いただける指導加算などの後算定もスムーズです。
 最近は患者さんのご理解を得て、特別指導加算を算定することも増えてきました。今後も患者さんにスムーズに同意いただけることを前提に、充実した情報提供の環境作りを行い、患者さんにとって価値のある服薬指導で、薬剤師のスペシャリストとしての存在価値を高めたいと考えています。

■処方監査画面と薬歴簿を確認する金子先生

■モニタを確認されている古閑先生

■投薬前に再度監査をされる山本先生






処方箋も受付窓口から調剤室へスムーズ出力

■受付けた処方箋をEMファイル(高額患者処方箋ファイリング)に読み込ませると同時に調剤室へLAN転送
■EMファイルの処方箋データが調剤室でプリントアウトされます。

  
■スムーズに調剤が開始できます。
患者さん満足は、正確で迅速な調剤と患者さんに価値のある情報提供から始まっています。

■薬歴簿を作成する山本先生と山田先生


−薬歴簿についてはいかがですか?
 現在は手書きの薬歴を使用していますが、最終的には電子薬歴にする方向です。電子薬歴については、薬剤師の指紋認証化、統一用語でのデータベース化、指導履歴や疑義照会、チェック日などの閲覧化などを理想と考えいています。

   ■監査・服薬指導を行う福本先生
          
      ■OTC薬・介護用品も患者さんの要望に応え、取り揃えています。

時間外体制も万全なシステム対応

通常は、グループ薬局の情報共有として使うNET−α(アルファ)を時間外対応に利用


−時間外対応にNET−α(アルファ)を使われているそうですが。

 現在、時間外対応は薬剤師の持ち回りで行っていますが、やはり必要なのが情報です。
 患者情報や服用履歴が確認できるNET−α(アルファ)を自宅などで利用しています。時間外対応の認識が患者さんにも浸透してきたため、以前より時間外の問い合わせが増えました。夜中に電話がかかってくることもしばしばですが、患者さんにとっての不安にできる限り応えるようにしています。
 そんなときNET−α(アルファ)の確認による情報で、薬剤師も安心して対応できます。これからは副作用情報や併用薬などに対応できるよう、情報システムをさらに充実して欲しいと考えています。



「選ばれる薬局へ」

患者様の信頼を深め、チーム医療を担う地域基盤薬局を目指す。




 2002年度の概算医療費は30兆2000億円で、前年度に比べ2000億円、0.7%の減少となりました。実質的な減少としては今回が初めてです。診療報酬マイナス改定の影響と高齢者の自己負担増による患者数の減少が要因と見られています。一方調剤医療費は前年度より3000億円増え、3兆6000億円となり概算医療費の12%を占めるようになりました。しかしこれまで分業率の進展と共に毎年10%台を示していた伸び率は9.7%と一桁台にとどまりました。これは分業先進地域での処方箋発行の鈍化に加え、投薬期間制限の原則廃止に伴う処方箋枚数の減少によるものだと思われます。
 調剤医療費の伸びが鈍化傾向になってきたことは、業界自体が成長段階から成熟段階へと移行するとともに競争の時代に入ったこと表しています。つまり、これまではどちらかというと処方箋を受けるための戦略であったものが、これからは選ばれる薬局への戦略に転換する必要が生じてきたのです。そのためには薬剤師や薬局自体の質の向上はもちろん、環境変化への迅速対応がこれまで以上に求められてきます。
 EMシステムズは、調剤薬局がこれからの日本のチーム医療を根底から支え、患者様にとってかけがえのない存在として位置付けられることに貢献するため、薬剤師、薬局の質を効率よく、迅速に高めるシステム提供とサポート体制で全方位から調剤薬局支援を行います。
 第36回薬剤師学術大会発表の新しいReceptyは、3年の設計年月を費やし、これまでにないオンンデマンド対応のシステムとしてご提供できることとなりました。従来のシステム概念を超えて、選ばれる薬局を支援するための要素を根底から再構成し、薬局経営の効率化、合理化に必要な全てに対応するために生まれた薬局支援システムです。
 Receptyは、医療改正、競争企業の進出、医療機関の対応、患者様の意識変化など、薬局を取り巻く環境変化にいち早く対応し、薬局経営基盤を安定・発展させていきます。そのための設計コンセプトとして、「即応力」「柔軟力」「統合力」の「3つの原動力」を持ち合わせました。
 「即応力」は、これまでお手間をおかけしていた薬剤情報、医療改正の自動更新、バージョンアップの自動実行などを備え、最新の情報を即座に反映させることができます。「柔軟力」は、様々な規模・形態にあわせた各薬局独自のプログラム設定が行えます。それにより、薬局様のニーズに合ったムリとムダのないスムーズな業務遂行が可能になります。そして「統合力」はより効率的な薬剤の在庫管理や経営状況のリアルタイムな数値管理を実現します。そして全ての経営情報を統合し、その情報に基づく経営判断と、さらに次のアクションまでの時間差を無くし変化のスピードに対応する薬局経営を全般的に支援します。
 さらにこの「3つの原動力」を基本としながら、「5つの薬局スキルアップ支援」を実現しました。「独自性支援」、「薬剤師支援」、「患者支援」、「経営者支援」、「チェーン店支援」は、薬局個々の能力を高め、個々の役割をボトムアップします。 Receptyは、まさに選ばれる薬局を目指す具体的戦略ツールとして皆様の期待にお応えします。
 一方昨年より展開するASPを利用したNET Receptyは、小規模薬局だけでなく、中規模薬局にも対応できるシステムとなりました。1日あたり処方箋100枚前後の処理が可能で、ご利用料金もご利用いただきやすいスライド定額制を導入しました。各薬局様の処理状況にあわせたコースを選択できることで、コスト削減に貢献します。さらにNET−α(アルファ)によりグループ間の情報共有をコストパフォーマンスの高いシステムとしてご活用いただけます。
 これらのEMシステムズがご提供する製品・システムは、全てが患者様に高いクオリティーを提供し続けるためにどうあるべきか?その活動をささえる経営基盤の質を向上させるためにどうあるべきか?そして、その答えの先に「選ばれる薬局」の具体的な姿があるのではないか?という中から生まれています。私たちEMシステムズは、チーム医療に貢献し、地域医療の中核となる薬局様の新基準を常に追い求め、医療を通じた社会貢献を目指します。