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「Navity」を日々活用する中で、薬剤師の知識レベルも」飛躍的に向上。

福島県いわき市を中心に北茨城地区、日立地区などでドラッグストア28店、保険調剤薬局12店を展開する、くすりのマルト。今年1月から順次、全店で既存のレセコンからEMシステムズ「Recepty」へ全面切り替えを行い、5月から服薬指導支援システム「Navity」を本稼動。その経緯について、調剤部システム課課長であり、みまや国道沿い店店長を兼務されている薬剤師、先崎敬氏にお話をお伺いしました。
株式会社 くすりのマルト みまや国道沿い店 福島県いわき市


 福島県の最南端に位置し、南端は茨城県に接しているいわき市。美しい自然環境に恵まれているうえ、東は太平洋に面していることもあり、気候は非常に温暖。積雪も少なく、県内でも過ごしやすい地域です。
このいわき市を拠点とする地域密着型のスーパー「マルト」が、ドラッグストア「くすりのマルト」を設立したのが昭和58年。その後、平成7年からは保険調剤薬局をスタートさせています。同社がEMシステムズの調剤レセプトコンピュータ「Recepty」を導入したのは2005年1月から。それまでは開局当初から、他メーカーのレセコンを使い続けてきました。
「当時、使用していたレセコンは、機能や付属品に拡張性がなく、限界を感じていました。そこで様々なメーカーのシステムを見て、比較検討をしていたのです」とシステム課課長、先崎氏。各社を比較した結果、EMシステムズの「Recepty」を選んだ理由は、保険薬局として必要な薬剤情報や薬価改正・法改正プログラムなどをインターネットを通じてリアルタイムにアップデートできること、全般的に操作性が良く、初めての人にも使いやすいこと、「さらに電子薬歴『Navity』を併せて導入できることも大きかったですね」と話します。
そこで同社では、1月から「Recepty」「Navity」導入を決定し、約5ヶ月間で全店のレセコンをリプレイス。みまや国道沿い店では「導入後2カ月で紙薬歴の頭書き情報を新規導入したNavityに集中入力し、薬剤師全員が使いこなせるようになること」を目標に、取り組みました。

 導入後「業務効率は飛躍的にアップした」と先崎氏は言います。先崎氏が店長を務めるみまや国道沿い店は、平成12年に地元総合病院の近隣に開局し、現在、薬剤師5名を含め8名のスタッフが働く薬局ですが、「Navity」を「薬剤師が楽しんで使いこなしている」(先崎氏)そうです。
 「以前は薬歴の用紙に処方内容を印字し、さらに薬剤師が内容確認し、服薬指導後に薬歴を記載する作業を行うため、トータルで一人の患者様の薬歴作成に非常に時間がかかっていました。業務効率が悪く、ずっとまどろっこしく感じていました」。ところが、「Navity」を導入したことで、業務効率の悪さは一気に解消されたと言います。「実はスタッフの中には、初めてキーボードを触る人もいたんです。でも、すぐに操作に慣れることができました」。そのお蔭で以前とは比較にならないほど、薬歴記載に費やす時間が短縮でき、情報量は格段に増えました。
 「Navity」の機能の中でも、特にみまや国道沿い店のスタッフが気に入っているのは「シェーマ図の登録」。これは、マウスとキーボードで図を登録できる機能。患者様の状態や強調したい部分を図入りで記載できるので、とても便利です。「薬剤師がみな面白がって使いこなしています。とても描きやすいし、図を見れば、一目でその患者様の症状がわかりますから」。
 そのほか、検査結果と併せて、症状の登録や嗜好品の登録なども積極的に行い、常に薬物治療の効果を判断したり、健康状態を把握できるようになっています。「将来的には服用薬との関連性をグラフ化して患者様にお渡ししたい。患者様も喜んで頂けるのではないかと期待しています」。
また「Navity」には様々な業務進行画面があります。特に『患者メモの登録』という画面は、小児患者様の身長や体重などの情報を入れておくのに重宝しています。さらに服薬指導で使う「指導文言マスタ」も好評です。この機能は各自で、よく利用する服薬指導文言を追加し、オリジナル文言集を作成することも可能です。他の薬剤師が作成したオリジナル文言集は指定のフォルダに格納されています。薬剤師の間で簡単に閲覧できますので、ベテラン薬剤師の文言集を経験の浅い薬剤師が見て自分の服薬指導に利用できたりと、薬局内の薬剤師レベルの向上に一役買っています。「薬剤師のボキャブラリーが豊富になれば、より適切なアドバイスを患者様へできるようになる。この機能もサービス向上につながっています」。
 『Navity』から多くの知識と情報が得られますから、上手に利用すれば、自分自身の勉強にもなる。教材としての要素も兼ね備えていますので、薬剤師の質を飛躍的に向上させるという魅力も「Navity」には備わっていると思います。私自身も教えられることがたくさんあります。


 将来は、薬局にもホテルのコンシェルジュのような役割をするスタッフが、カウンターの外側に必要だと考えているという先崎氏。「処方せんを受け取り、患者様の具合や待合室の状態を把握でき的確、迅速に人を配置できたり、患者様の病気・健康相談に応対できる知識を身につけたスタッフを養成し、調剤薬局のサービス向上につなげたいと思っています。保険や薬の知識だけでなく、コミュニケーションやホスピタリティスキルも必要。難しいがきっとやりがいのある仕事でしょう。『Navity』のデータベースを徹底活用して、薬剤師のレベルをさらにアップさせ、一方ではコンシェルジュ的なサービスを充実させて、今まで以上に保険調剤薬局として進化していく。今後、取り組んでいくべきテーマですね」と先崎氏はにこやかに語っていました。

取材日:2005年8月


 
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