分業の進展に比べ、なかなか認知度の上がらなかった「調剤薬局は自分で選択できる」という院外処方箋の基本は、さすがに今回の調査では約8割の方に理解されていましたが、2割の方には依然として理解されていないという結果でした。
過去の多くの調査では院外処方より院内処方を希望する声も多かったようですが、今回「病院でお薬ももらえた方がよい」と思う方が全ての属性において半数を割り、「薬局でお薬をもらうメリットが分からない」という方にいたっては全体の34%にとどまりました。薬局で再度症状を説明することの意義や服薬指導の重要性への理解も高く、分業メリットの浸透が進んでいることがうかがえます。
また、お薬の副作用や飲み合わせについて自ら調べた経験のある方がそれぞれ36%・19%もあり、安全な服薬に関するより具体的な意識や知識の高まりが見受けられます。セルフメディケーションへの意識も高く、特に生活習慣病について何らかの取組みを行っている割合は50歳代以上で実に56%〜81%と、健康に対する関心の高まりが調査結果全体から強く感じられました。
このような一般の方の健康への意識の高まりによってサプリメントや健康食品等の摂取割合が増加するに伴い、間違った理解や飲み方によるトラブル等も懸念される一方、半数近くの方が「薬局にも代替医療や民間療法、サプリメント等の相談ができるコーナーがあるとよい」と回答されていました。
とはいえ、指導内容とは異なる自己判断によるお薬の服用経験は非常に多く、逆に自分の健康に関することを薬剤師に相談したことがあるという割合は非常に少ないことから、「かかりつけ薬局」の機能を十分に活用されていない方も依然多い状況です。
当社のお客様(調剤薬局)からのご要望でも、患者様のより具体的な生活習慣や健康状態を把握し、服薬指導に活用したいといった内容のものが多くなってきました。当社の服薬指導支援システムNavityは患者状態や飲食物からの薬品チェック機能や生活習慣・嗜好品の情報登録機能など、患者様一人ひとりに合ったコミュニケーションが行えることをコンセプトにしておりご好評いただいております。今後もこのようなアンケート収集やモニター調査を通じ、お客さまはもちろんのこと患者様や一般の方のご意見も広く深くおうかがいして、常に求めらるもの、よりお役に立てるものを作り続けてまいります。
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