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 患者満足度向上講座
 



昨年宮崎県で開催された日本薬剤師会学術大会に於いて多くのCS調査報告の演題がありました。薬剤師向け定期刊行冊子でも記事として取りあげられていること等から、CS調査の重要性と関心度が高まっていることが確認できます。
患者が医療機関、薬局に通院する場合は「病気を治してください」「お願いします」「お世話になります」という気持ちが強く存在します。患者満足度に於いては一般のレストランや遊園地などの満足度調査と異なることは、明らかに怒り狂う不満でない限りは良く書かかないといけない、と言う気持ちがあります。
80%〜90%の数値では高い満足度を得られた結果とし満足してはいけません。
アンケートの取得方法として、自前のアンケート用紙にて実施することも良いでしょう。しかし上記のような患者の潜在意識から考えますと第三者機関を使って調査をすることが望ましいでしょう。
課題は実施した結果をどのように薬局の中で検討して改善に結びつけたか。薬局の環境と薬剤師・事務職員の資質の2点に分けて分析することが出来たかにあります。
取得したデータは患者のものです、患者にフィードバックしなければなりません。
患者満足ではなく薬局満足・自己満足にならないようにしましょう。
患者が薬局に期待してきたことを裏切らないこと、期待してきたこと以上に満足してもらうことが大切です。

改正薬事法が6月に実施されます。第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品と分類されます。薬剤師や登録販売者から情報提供することは当たり前です。
消費者・患者から薬の事や病気について相談されることが急増することが考えられます。薬や病気の事などプライバシーに関わる事をこの薬剤師に相談しても大丈夫かな?信頼しても大丈夫かな? このように疑問を抱かれては患者さまは、相談しません。
患者が薬剤師に相談するかしないのかは、相談室がある、あるいはカウンターの衝立があるなどの環境を整備しても相談はしません。この薬剤師なら信頼できる、安心できると思われる事が最大のポイントです。患者さまが相談しても大丈夫と思えるような薬剤師としての資質が一番大切なのです。


医療用医薬品も一般用医薬品についても薬剤師として相談されるかどうかがリピーター獲得のポイントです。
CS調査の必要は無い「良い薬剤師が調剤しても、悪い薬剤師が調剤しても点数は同じだよ!!」このような経営者をみかけます。利便性だけを追求して処方せんを扱ってきた薬局はいずれ患者から見放されるでしょう。




早瀬 孝彦先生プロフィール
 保険薬局マーケティング研究会代表、認定薬剤師

  • 1945年 山梨県生まれ 都立青山高校卒
    1968年 東京薬科大学卒
           協和醗酵工業入社/MR/東京第二支店長
           営業統括部
    2005年 分業を考える会 元代表
  • (株)エニイクリエイティブアドバイザー (株)ドラッグイエロー管理薬剤師
    「薬立つ話」元製作担当責任者 薬剤師研修 消費者向け講演
    患者満足度調査 医師と薬剤師の連携 規制緩和とOTC医薬品
    薬局機能公表制度 かかりつけ薬局 後期高齢者医療制度
    ジェネリック医薬品と薬剤師の役割 患者情報と副作用

  • 主な論文(共著)
    かかりつけ薬局を持つ患者と持たない患者の視点や意識に関する比較検討YAKUGAKUZASSHI Vol.125 Number1(January 2005)
    Classification of Pharmaceutical Service from the View point of patient Satisfaction/Dissatisfaction



 
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