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改正薬事法の施行に伴ってOTC医薬品の陳列を第1類、第2類、第3類を分かりやすく変更して、相談コーナーも新たに設置し3ヶ月が経過しました。 
消費者の反応は如何でしょうか?
JACDSの報告によると第1類医薬品の売り上げがダウンした店舗が6割、増えたと言う店舗も1割もありました。分類シールが足りなくて全ての製品に添付できていないのが現状です。売り上げダウンの要因としては販売時間の減少、商品の露出不足、顧客への手間が増えた、分類制度の認知不足などが考えられます。第1類医薬品の販売店率が低下していますが、製薬会社が新たなスイッチOTCの販売を意欲的に進めていることから第1類医薬品全体の売り上げは増加傾向との予測が出来ます。
消費者は薬を手にとって確認が出来ない(全ての店舗で第1類の空箱が用意は出来ていない)ので不便だと言う意見が多くあります。
普段から服用している、あるいは服用したことがある医薬品の指名買いが大半を占めていますが、薬剤師は必ずアレルギーの有無、他医療機関の薬の併用等の情報提供についての義務を果たしていると思います。消費者から今までと販売方法が変化したと評価されるようにしましょう。




今までに使ったことのない大衆薬を買う場合に店員に相談しますか?3/4は「相談」もしくは「状況に応じて相談する」と解答しています。
応対する店員が薬剤師であるかどうか意識していますか?の問いに対してはネームプレートを見るなどして意識するが36.8%でした。
登録販売者制度が始まり薬剤師と登録販売者の役割が明確になりました。薬剤師を意識していなっかった消費者に対しては視覚的にも分かりやすく知らせることも大切です。

あなたが買いたいと思っていたOTC医薬品について、もしお店の薬剤師から「これはあなたの症状や体質には合っていないようなので、お売りできません」といわれたら、あなたはどのように思いますか?「不快に思う」はわずか13.5%でした。86.5%は「よかった・助かったと思う」を選びました。OTC医薬品購入者に対して受診勧奨することは重要な役割です。消費者の適切なアドバイスを受け入れる姿勢が確認できました。(出典「薬立つ話」)

薬局と消費者・患者との「望まれる関係」とは両者が強い信頼関係で結びつくこと。それが「かかりつけ薬局」につながります。「売り手のマーケテイング」だけでなく消費者・患者から満足してもらえる「買い手のマーケテイング」を並行して実行することでインタラクテイブ(双方向)な関係を構築できます。

薬剤師と登録販売者の役割を明確にして消費者から信頼される薬局つくりを目指しましょう。



早瀬 孝彦先生プロフィール
 保険薬局マーケティング研究会代表、認定薬剤師

  • 1945年 山梨県生まれ 都立青山高校卒
    1968年 東京薬科大学卒
           協和醗酵工業入社/MR/東京第二支店長
           営業統括部
    2005年 分業を考える会 元代表
  • (株)エニイクリエイティブアドバイザー (株)ドラッグイエロー管理薬剤師
    「薬立つ話」元製作担当責任者 薬剤師研修 消費者向け講演
    患者満足度調査 医師と薬剤師の連携 規制緩和とOTC医薬品
    薬局機能公表制度 かかりつけ薬局 後期高齢者医療制度
    ジェネリック医薬品と薬剤師の役割 患者情報と副作用

  • 主な論文(共著)
    かかりつけ薬局を持つ患者と持たない患者の視点や意識に関する比較検討YAKUGAKUZASSHI Vol.125 Number1(January 2005)
    Classification of Pharmaceutical Service from the View point of patient Satisfaction/Dissatisfaction



 
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