保険薬局薬剤師の役割として最も大切な事は「疑義照会」と「受診勧奨」です。
真の患者満足を得るためには適正な医薬品の提供が基本です。「疑義照会」と「受診勧奨」を推進するためには医師との連携が重要です。医師とスムーズな連携を計るために日頃からコミュニケーションを取る努力をしていますか?患者情報の収集と提供について情報交換する機会を定期的に作っていますか?一日の業務終了後にあるいは月1回でも症例検討会を実施していますか?副作用発症事例、調剤ミス・インシデント事例、患者から苦情のあったケースなど症例の検討会をすることが再発防止になります。

疑義照会の頻度は平成10年(2.18%)から平成17年(3.30%)まで増加しています。この数字から数千万人の患者が助かっていると予測できます。
しかし問題は6割くらいが薬剤変更されていません。薬剤師から疑義が生じて変更の検討を依頼しているにも拘わらず変更になっていません。今後の大きな課題です。ますます面分業が拡大されると顔の見えない医師に対しては中々難しい場面が多いと思います。

医師から見た薬剤師の評価は疑義照会や質問をする薬剤師を信頼するとしています。患者の為の医療、薬剤師の義務として疑義照会を推進しましょう。
医師は医薬品の専門家としての薬剤師を必要としています。医師は医薬品の選択はしますが、その選択が患者にとってベストであるかを判断できるのは薬剤師です。薬の専門家として製剤学的な視点をもって患者に医薬品を提供して欲しいと思います。薬剤師で出来て医師に出来ない分野は製剤です。
どんぐり工房代表の菅野先生も薬剤師は科学者である、薬物動態の視点で医師に提案することが大切です。疑義照会の時も薬の専門家として提案をすることが役割です、と述べられています。
医師アンケートのコメントに「薬剤師の提案は理解できるが話し方が気に食わない」とあります。医師をやり込めるのではなく、いくつかの提案・代替案を用意して納得してもらえるように進めることが大切です。