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医師が患者に症状や治療法を説明する時、難しい言葉でわかり難いと言われることがあります。同様に薬剤師からの説明も専門用語を使うので、良くわからないという意見を耳にします。「早口で分からないのでもう一度説明をお願いします」と言うと怒られた、このような話もありました。

国立国語研究所が市民を対象に調査した結果では、医師の説明でわかり難い言葉の代表は「予後、寛解、浸潤、原発性、播種、未分化、特異的、貪食、糜爛、鬱血、壊死、譫妄、塞栓、狭窄、尊厳死」「インフォームドコンセント、クオリテイーオブライフ、クリニカルパス、グループホーム、コンプライアンス、セカンドオピニオン、ターミナルケア、プライマリーケア、ホスピス、ケアプラン」など多数ありました。
薬局で患者に服薬説明をするときは、親しみのある「素人にもわかる言語」で伝えましょう。会話の中で、わかりにくい言葉は「漢字」としてではなく「音」として頭の中で瞬時に漢字変換ができません。
下の図にあるように痛みは「限局性」ですか?と尋ねても「極限」の痛みと取り違えるでしょう。症状は「一過性」のものですね、と説明しても、「一家性?」家系に何か問題があるのか?と聞き取れるかもしれません。
「進行性」の症状です、と説明した場合も「信仰?」信心しすぎ?宗教は信じていない?などと聞き取れます。



早口はせっかち・落ち着きがない・事務的・冷たい印象を受けます。
大声では無頓着・無神経・偉そう・怖いイメージがあります。
薬剤師も疲れているとき・不満があるとき・困ったとき・怒っているとき・イライラするとき・不安なとき・考え事があるときなどがあります、そのようなときでも平常心で対応出来るように、薬局内でコントロールする必要があります。
COML辻本好子先生が下記のような記述をされています。
患者に説明をするときはあらかじめ用意した薬剤師が必要と判断した一方通行の説明をする。患者から薬が変更になったときに「今までの薬とどこか違いますか?」と質問を受けたときに、治療薬マニュアルの化学式を提示して、この記号とこの記号が違いますと雲に巻くような説明をする。これでは納得がいきません。
満足度を高めるために、患者が望んでいる事に応えてあげましょう。
医学用語は患者への説明が目的で作られた言語ではありません。患者に分かりやすい言葉と服薬説明する補助の説明イラスト、解説書等を用いて視覚からも理解できるツールの活用も活用しましょう。

EMシステムズより
EMシステムズの電子薬歴には服薬指導で役に立つ、患者様にもわかりやすく病気や検査を解説(解説の一例)した医療情報データベースが標準搭載されています。服薬指導の際に一緒に画面を見ながら説明したり、プリントアウトしてお渡ししたり、様々にご活用いただいております。詳しくはこちらをご覧ください。





早瀬 孝彦先生プロフィール
 保険薬局マーケティング研究会代表、認定薬剤師

  • 1945年 山梨県生まれ 都立青山高校卒
    1968年 東京薬科大学卒
           協和醗酵工業入社/MR/東京第二支店長
           営業統括部
    2005年 分業を考える会 元代表
  • (株)エニイクリエイティブアドバイザー (株)ドラッグイエロー管理薬剤師
    「薬立つ話」元製作担当責任者 薬剤師研修 消費者向け講演
    患者満足度調査 医師と薬剤師の連携 規制緩和とOTC医薬品
    薬局機能公表制度 かかりつけ薬局 後期高齢者医療制度
    ジェネリック医薬品と薬剤師の役割 患者情報と副作用

  • 主な論文(共著)
    かかりつけ薬局を持つ患者と持たない患者の視点や意識に関する比較検討YAKUGAKUZASSHI Vol.125 Number1(January 2005)
    Classification of Pharmaceutical Service from the View point of patient Satisfaction/Dissatisfaction



 
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